岩手県大槌町のボランティアに参加したときのこと

ボランティアツアーに参加したときのこと

震災から3ヶ月経った6月、私は会社の有給を取って岩手県大槌町へボランティアへ行った。

 

正確には、観光業の復興の一環で、観光とボランティア活動がセットになったツアーに参加した。

 

2泊3日の工程で、宿泊地は岩手県の内陸地にある花巻というところだった。

 

ツアー参加者には20代から定年退職後の60代以降の人まで、老若男女様々だった。宿は4人部屋に泊まった。みんな被災地のために何かできることはないか、という思いのもと参加していたので、思いは一緒のはずなのだが、はやり現地を目の当たりにすると、言葉を失い、お互い和気あいあいと語り合うという空気にはならなかった。しかし、言外に通じるものはあった。これからの日本を何とかしないといけない、我々の世代で出来うる限りのことはしないといけない。そういった思いだ。

 

被災地の状況は、これまでさんざんいろいろなところで語られてきているので今さら言及するまでもないかもしれない。

 

それでもいくつか語らせてもらうとするならば、沿岸に近づけば近づくほど、津波に全てを持って行かれて更地になっているので、もとからこういう状態だったのかどうかがよそ者からは判断ができなかった。

 

むしろ、沿岸から少し離れた地域のほうが、家屋が半壊していたり車が反転していたりの状態のままだったため、津波の恐ろしさを実感した。
誰が掲げたのか分からないが、被災現場に掲揚されていた国旗を発見し、胸に迫るものを感じた。